第3はエグゼキュート(遂行)する統率・実行の能力で、人の気持ちをよくわかり、多くの人たちの心を掌握する能力です。そのために必要なことは論語にもある通り、「吾れ日に吾が身を三省す。人の為に謀りて忠ならざるか、朋友と交わるに信ならざるか、習わざるを伝えしか」ということでしょう。「人の為に謀りて」、つまり人のために何かをしてあげるときに、忠、つまり真心をこめてやったかどうか。友達と付き合う際に、信頼を裏切ることなく、常に誠実に対応したのかどうかでしょう。孔子は人心を掌握するには真心や思いやり、誠実さが必要であると教えているわけです。自分のために会社を利用しようとか、自分の立場をよくしようなどと考えている人は、人事の面から見れば低い評価を与えるべきです。